※この記事は2026年9月16日の利用体験と、2026年9月21日時点の公式情報をもとに作成しています。料金や利用条件は変更されることがありますので、利用前に公式サイトをご確認ください。
2026年9月7日、中部国際空港セントレアの国内線エリアに「プラザ・プレミアム・ラウンジ名古屋(国内線出発)」がオープンしました。
このラウンジの大きな特徴は、JAL・ANAの対象となる上級会員などだけでなく、第1ターミナルから国内線に搭乗する人なら、料金を払って利用できることです。
私は9月16日、札幌へ向かう9時40分発の便に乗る前に利用しました。入室したのは午前8時20分ごろで、少し余裕を見て9時ごろに退出。実際の滞在時間は約40分です。
ちょうど開業記念割引の期間中だったため、支払った料金は税込1,320円。通常料金は税込1,650円で、有料利用の場合は最大2時間滞在できます。
先に感想をまとめると、しっかりした食事を取る場所ではありませんが、出発前に落ち着いて座り、生ビールやソフトドリンクを楽しみながら過ごす場所としては、満足度の高いラウンジでした。
国内線の保安検査後にあり、航空会社の上級会員でなくても有料で入れ、料金内で生ビールも飲めるラウンジは、国内ではかなり珍しい部類だと思います。

プラザ・プレミアム・ラウンジ名古屋の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | プラザ・プレミアム・ラウンジ名古屋(国内線出発) |
| 開業日 | 2026年9月7日 |
| 場所 | 第1ターミナル3階・国内線出発制限エリア(保安検査後) |
| 営業時間 | 6:00~JAL・ANAの最終便出発まで |
| 通常料金 | 1人1,650円(税込) |
| 有料利用時間 | 最大2時間 |
| 開業記念料金 | 1人1,320円(税込)※2026年9月7日~10月6日 |
| 広さ・座席数 | 約490平方メートル・149席 |
| 主なサービス | Wi-Fi、電源、ソフトドリンク、生ビール、スナック類など |
| トイレ | ラウンジ内にあり |
| 外部からの食べ物 | 持ち込み禁止 |
| プライオリティ・パス | 2026年9月21日時点では対象外 |
セントレアの公式案内によると、プラザ・プレミアム・グループが日本国内線にラウンジを開設するのは、ここが初めてです。
公式情報:中部国際空港「プラザ・プレミアム・ラウンジ名古屋(国内線出発)」
場所は国内線の保安検査を通過した後
ラウンジは、第1ターミナル3階の国内線出発制限エリアにあります。つまり、保安検査を受ける前には利用できません。
国内線の保安検査場を通過してすぐ左側にあり、大きな「PLAZA PREMIUM
LOUNGE」の表示が出ているので、場所は比較的分かりやすいと思います。
制限エリア内にあるため、ラウンジを出た後はそのまま搭乗口へ向かえます。搭乗直前まで落ち着いて過ごせるのは、保安検査前にあるカードラウンジとの大きな違いです。

航空会社の対象資格がなくても料金を払えば入れる
以前、国内線制限エリアにあった「セントレア
エアラインラウンジ」は、基本的にJAL・ANAの対象者向けで、一般の利用者がお金を払って入ることはできませんでした。
新しいラウンジでは、JAL・ANAや提携プログラムの対象者に加えて、第1ターミナルから出発する当日の国内線搭乗者なら、受付で料金を払って利用できます。
事前予約をしなくても利用できるウォークイン方式です。
受付では搭乗券の提示が必須でした。料金を払えばラウンジだけを利用できるわけではなく、当日の国内線搭乗券が必要です。
通常料金は税込1,650円で、利用時間は最大2時間。私が訪れた日は開業記念の20%割引が適用され、税込1,320円でした。

このほか、一部のアメリカン・エキスプレスカードでも利用できる場合があります。ただし、すべてのアメックスカードが対象ではありません。対象カードや同伴者の条件は、カード発行会社の公式情報をご確認ください。
広くて落ち着いたラウンジ内
ラウンジ内は約490平方メートル、座席数は149席。全体にゆとりを感じます。
内装は木目と落ち着いた色合いが中心で、明るすぎず暗すぎない雰囲気です。ソファー席、長いテーブル席、窓側のカウンター席などがあり、休憩にも仕事にも使いやすい造りになっていました。


入室した午前8時20分ごろの利用者は、10人程度でした。9時ごろに退出するときには30人程度まで増えていましたが、座席数は149席あるため、それでもかなり空いている印象でした。
ただし、開業直後でまだ存在を知らない人が多かった可能性もあります。今後利用者が増えれば、時間帯によって混み方は変わりそうです。
電源付きの席があり、出発前の作業にも便利
一人掛けのソファー席の間には、電源コンセントとUSBポートが設置されていました。スマートフォンを充電したり、パソコンで短時間作業をしたりする人には便利です。
座席はホテルのラウンジを思わせる造りで、座り心地はとても快適でした。空港の一般的な待合席とは違い、出発前にゆったり過ごせます。

大きなテーブル席もあるため、複数人で座りたい場合にも使いやすそうでした。フライト情報を確認できるモニターもあり、搭乗時刻を気にしながら過ごせます。

生ビールはトルネード式サーバー
このラウンジで目を引いたのが、生ビールの「トルネードディスペンサー」です。
専用のグラスを置くと、グラスの底からビールが渦を巻くように注がれます。底からビールが湧き上がるように見える、珍しい方式です。

生ビールが料金に含まれているのは、お酒を飲む人には大きな魅力です。出発前に1杯飲みたい場合、空港内の飲食店へ入る方法もありますが、ラウンジなら座席、Wi-Fi、電源、ソフトドリンク、スナックもまとめて利用できます。
ただし、搭乗前ですので飲みすぎには注意が必要です。特にトイレが近い人は、搭乗時刻と機内での過ごし方も考えて、量を控えめにした方が安心です。
ソフトドリンクと柿の種はあるが、食事目的ではない
ドリンクコーナーには、コーヒーマシン、ソフトドリンク、ジュースなどが用意されていました。私が利用したときは、オレンジジュースなどがありました。
ビール以外にもハイボールがありました。

私が実際に食べたスナックは柿の種です。食べ物はかなり簡単なものに限られ、ここでお腹を満たすことはできません。
また、外部から購入した食べ物を持ち込むことも禁止されています。朝食や昼食を取りたい場合は、保安検査を受ける前に済ませておいた方がよいでしょう。「飲み物と簡単なおつまみがある休憩場所」と考えるのがよさそうです。
ラウンジ内にトイレがあるので安心
ラウンジ内にはトイレがあります。いったんラウンジを出る必要がないため、搭乗前にビールやコーヒーを飲んでも利用しやすい環境です。
特にトイレが近い人にとって、保安検査後のラウンジ内にトイレがあることは大きな安心材料だと思います。
窓側から飛行機を眺められる
ラウンジの奥は窓に面しており、駐機中の飛行機や空港内の様子を見ることができます。
この日は雨でしたが、窓越しに飛行機を眺めながら待つことができました。窓側の席は、飛行機が好きな人にも向いています。

プライオリティ・パスは使える?
2026年9月21日時点では、この国内線ラウンジはプライオリティ・パスの対象外です。ラウンジキーも開業時点では対象外と案内されています。
同じセントレアにある国際線の「プラザ・プレミアム・ラウンジ名古屋」とは利用条件が異なるので、間違えないよう注意が必要です。
今後、提携サービスが追加される可能性はあります。プライオリティ・パスでの利用を考えている人は、出発前に公式サイトやアプリで対象施設として掲載されているか確認してください。
実際に利用して感じた良い点
利用して良かったと感じたのは、次の点です。
- 保安検査後にあり、搭乗口へ向かいやすい
- 上級会員でなくても有料で利用できる
- 座席数が多く、空間にゆとりがある
- ホテルのラウンジのような座り心地で快適
- 生ビール、ソフトドリンク、スナックが料金に含まれる
- 電源とWi-Fiがあり、出発前の作業にも使える
- ラウンジ内にトイレがある
- 窓側から飛行機を眺められる
気になった点
一方で、次の点は理解したうえで利用した方がよいと思います。
- しっかりした食事を取る場所ではない
- 外部から購入した食べ物は持ち込めない
- 有料利用は最大2時間
- 第1ターミナルの国内線搭乗者しか利用できない
- プライオリティ・パスは開業時点では利用できない
- 短時間の滞在でコーヒーだけなら、通常料金1,650円は割高に感じる可能性がある
1,650円を払う価値はある?
価値があるかどうかは、ラウンジで何をしたいかによって変わります。
生ビールを楽しみ、落ち着いた席で過ごし、スマートフォンの充電や作業もしたい人なら、通常料金の1,650円でも利用価値はあると思います。空港内の飲食店でビールや飲み物を注文する場合と比べても、座席や設備を含めて考えれば、極端に高い料金ではありません。
一方で、搭乗まで20~30分しかなく、飲み物を1杯飲むだけなら、無理に利用する必要はないでしょう。
セントレアには保安検査前にも、対象カードで入れるラウンジがあり、そこでもビールを飲めます。そのため、保安検査前のカードラウンジで過ごす方法もあります。
それでも、出発時刻を気にしながら保安検査場の混雑を心配する必要がなく、搭乗口に近い場所で過ごせる安心感は大きいと感じました。保安検査後の国内線エリアは、搭乗までの時間をゆっくり過ごせる場所が多くありません。
個人的には、今回の開業記念料金1,320円なら十分に満足できました。通常料金の1,650円になった後も、時間に余裕があれば利用すると思います。
まとめ|セントレア国内線の待ち時間に新しい選択肢
「プラザ・プレミアム・ラウンジ名古屋(国内線出発)」は、航空会社の上級会員だけの場所ではありません。第1ターミナルから国内線に搭乗する人なら、通常1,650円を支払うことで最大2時間利用できます。
食事はスナック中心ですが、広い座席、Wi-Fi、電源、ソフトドリンク、生ビールがそろっています。特に、保安検査を終えた後に落ち着いて過ごせることは大きな利点です。
航空会社の対象ステータスを持っていないけれど、出発前の時間をゆっくり過ごしたい。そんな人にとって、セントレア国内線の新しい選択肢になりそうです。

