2026年8月、城崎温泉の「深山」に宿泊しました。
深山は2026年7月3日に営業を再開したばかり。今回は、夕食・朝食と外湯無料券が付いた夏限定のプランを利用し、御所の湯、まんだら湯、地蔵湯の3か所を巡りました。
城崎温泉といえばカニの印象が強いですが、8月は松葉ガニのシーズンではありません。それでも、リニューアルした宿での滞在と外湯巡りを組み合わせれば、夏の城崎温泉も十分楽しめました。
この記事では、深山の部屋や食事、実際に巡った3つの外湯、送迎バスの使い勝手などを紹介します。

当日の店探しを避け、夕食・朝食付きプランを選択
城崎温泉街には、宿の外で夕食を取り、お酒を飲める店もあります。城崎町家地ビールレストラン「グビガブ」をはじめ、居酒屋、寿司店、串焼店、ピザ酒場などがあり、「夜に食事ができる店がない」というわけではありません。
ただし、店ごとに定休日があり、席数にも限りがあります。今回はお盆に近い時期だったため、当日に店を探しても確実に入れるか分からないと考えました。また、カニのシーズンではなく、外の店でカニ料理を食べることが旅行の目的でもありませんでした。
そこで、予約の段階から夕食・朝食付きのプランを選びました。外湯巡りの途中で店を探す必要がなく、食事の時間を基準に予定を組めたので、結果的にはこの選択でよかったと思います。
利用したのはリニューアル再開記念の夏限定プラン
楽天トラベルから予約したのは、「リニューアル再開記念・8月末までの夏限定・特別価格+豪華6大特典付き」のプランです。
料金は2人で69,000円に、入湯税などが加わりました。夕食・朝食のほか、宿泊者用の外湯無料券も付いていました。
この外湯無料券は、利用可能時間内であれば、何か所でも何度でも使えます。今回は同じ外湯に繰り返し入ることはなく、3か所にそれぞれ1回ずつ入りました。
リニューアル直後の館内はきれいで快適
深山は2026年7月3日に営業を再開したばかりで、館内はきれいでした。
チェックインの際には、一部でリニューアル工事が続いていることについて、「ご迷惑をおかけします」と説明がありました。しかし、宿泊中に工事の騒音や振動を感じることはなく、利用面での不便も特にありませんでした。

宿泊したのはベッド付き和室
今回宿泊したのは、畳の上にベッドが置かれたベッド付き和室です。

和室の落ち着いた雰囲気を残しながら、布団ではなくベッドで休めるため、快適に過ごせました。窓は正面道路側に面していました。
気になったのは、枕元にコンセントがなかったことです。スマートフォンを枕元で充電したい場合には、少し使いにくさを感じました。延長コードやモバイルバッテリーがあると便利だと思います。
最も近い鴻の湯は工事中
深山から最も近い外湯は「鴻の湯」です。しかし、訪問時は施設の長寿命化工事により長期休館中で、入浴できませんでした。
そこで今回は、御所の湯、まんだら湯、地蔵湯の3か所を巡ることにしました。
外湯巡りに出る前は、8月の暑さの中を歩くのは厳しいと思っていました。しかし、訪問日は台風が通過した直後で、気温は30度に届かず、時折雨も降る天候でした。8月としては運よく暑さが厳しくなく、徒歩での移動は苦になりませんでした。
今回は浴衣と下駄ではなく、私服で外湯を巡りました。
最初は混雑していた御所の湯へ
チェックイン後、最初に向かったのは御所の湯です。深山から10分ほど歩き、15時30分から16時頃に到着しました。

館内のモニターでは御所の湯の混雑状況が赤く表示され、実際に少し入場制限がかかっていました。浴場自体はそれなりに広いのですが、それ以上に利用客が多く、今回訪れた3か所の中では最も混雑していました。

外には滝のように水が流れる景観があり、開放感があります。人気の高さを感じる外湯でした。
御所の湯から、まんだら湯へ
御所の湯を出た後は、歩いてまんだら湯へ向かいました。御所の湯からは10分弱で、16時30分頃に到着しました。

まんだら湯は、御所の湯と比べると全体的にこぢんまりしています。内湯のほか、外にはつぼ湯のような陶器風呂が2つありました。
訪問した日は水曜日で、通常ならまんだら湯の定休日です。しかし、鴻の湯の長期休館中は水曜日も臨時営業しており、今回は入浴できました。
夕食は17時30分から「美味少量会席」
まんだら湯から深山へ戻り、夕食は17時30分から、1階奥の食事会場でいただきました。
料理は「美味少量会席」です。牛肉と野菜の焼き物、甘エビなどのお造り、小鉢、卓上で温める料理などが少しずつ並びました。

「少量」と名前が付いていますが、一品だけの簡単な食事ではなく、いろいろな料理を少しずつ味わえる会席でした。ビールと一緒に、宿の中で落ち着いて食事を楽しめました。
カニのシーズンではありませんでしたが、食事を外で探す心配がなく、夕食付きプランにしておいてよかったと思います。
外湯では湯船につかり、体を洗うのは宿の温泉で
今回、3か所の外湯では体や髪を洗わず、湯船につかることを中心にしました。体や髪を洗ったのは、深山の館内浴場です。
宿の温泉は熱すぎず、私にはちょうどよい温度でした。外湯を何か所か巡る場合、毎回体や髪を洗うと時間がかかります。宿の温泉で体を洗い、外湯ではそれぞれの浴場と湯船を楽しむ方法が、私には合っていました。
夜はマイクロバスで地蔵湯へ
夕食後は、いったん部屋に戻ってひと息つきました。その後、21時頃に深山を出発する外湯巡り用の循環マイクロバスに乗り、地蔵湯へ向かいました。

地蔵湯は内湯が中心で、まんだら湯より少し広く感じました。
入浴後は地蔵湯から城崎温泉駅まで歩き、駅から再び送迎バスに乗って深山へ戻りました。決まった時刻に運行するバスに合わせて行動すれば、夜の外湯巡りでも大きな不便はありません。
深山から地蔵湯までは、ゆっくり歩くと20~25分ほどかかる感覚でした。城崎温泉駅までなら30分程度かかると思います。歩いて行けない距離ではありませんが、送迎バスがなければ、温泉街の中心から少し離れた深山は不便に感じたでしょう。
朝食は小鉢が並ぶ和定食
翌朝も、1階奥の食事会場で朝食をいただきました。
9つに仕切られた籠には、小鉢料理が少しずつ並んでいました。そのほかに卵、卓上鍋、ご飯、味噌汁、漬物などが付いた和定食です。

バイキングではなく、席に料理が一式用意される形式なので、朝から落ち着いて食事ができました。
帰る前に「おみやげ百選 城崎」で買い物
朝食後は、城崎温泉駅から徒歩約1分の「おみやげ百選 城崎」でお土産を購入しました。
店内は広く、お菓子だけでなく、ご飯のお供、調味料、海産物なども数多く並んでいます。駅のすぐ近くなので、電車に乗る前にも立ち寄りやすい店です。
今回購入したのは、次の3点です。
漁師の醤油だし
焼のりふりかけ
朝倉さんしょを使った葉わさび山椒

漁師の醤油だしは、魚介節などが入った瓶に自宅で醤油を注ぎ、だし醤油を作る商品です。今回は、お菓子よりも普段の食事で使えるものを中心に選びました。
なお、ここで販売されているものが、すべて城崎で製造された商品とは限りません。「城崎名産」とひとまとめにせず、「城崎で購入したお土産」として紹介します。
今回入れなかった外湯は次回へ
今回は、深山から最も近い鴻の湯が工事中でした。また、到着した水曜日は一の湯が定休日で、翌日の木曜日は柳湯が定休日でした。
一の湯の場所に気づいたのは、翌日、宿を出て帰る途中です。「ここにあったのか」と分かったときには、ゆっくり入浴する余裕がなく、今回は見送りました。
次に城崎温泉を訪れるときは、今回入れなかった鴻の湯、一の湯、柳湯などを中心に巡りたいと思います。
カニの季節でなくても楽しめた城崎温泉
夏の城崎温泉だったため、カニを食べることが中心の旅行にはなりませんでした。しかし、リニューアル直後の深山で快適に過ごし、夕食と朝食を宿でゆっくり味わい、3か所の外湯を巡ることができました。
深山は温泉街の中心から少し離れていますが、徒歩と無料送迎バスを組み合わせれば、外湯巡りに大きな不便はありません。
温泉街には夜に食事とお酒を楽しめる店もあります。一方、混雑する時期に確実に食事を取りたい人や、外湯巡りの途中で店を探したくない人には、夕食・朝食付きプランが安心です。
御所の湯の混雑、まんだら湯の陶器風呂、夜の地蔵湯と、それぞれ違った雰囲気を楽しめた夏の城崎温泉でした。

