
福岡県北九州市にある「北九州空港」は、羽田空港行きの便だけを運航している“潔い空港”として、知る人ぞ知る存在です。しかも24時間運用可能な海上空港で、混雑も少なくスムーズな移動が魅力。スターフライヤーの拠点空港である一方、JALも乗り入れていて選択肢もあります。
仕事で東京に出張する機会があり、初めて「北九州空港」から羽田便を利用しました。
小倉駅から直通バスに乗って1時間足らずで空港に到着。そこはコンパクトで落ち着いた雰囲気の、使いやすさに満ちた空港でした。
驚いたのは、行き先が国内線では「羽田空港だけ」という潔さ。案内板に並ぶ行き先がひとつしかないことで、逆に迷うこともなく、初めての人でも非常にわかりやすい。
搭乗したのは、黒い機体が印象的な「スターフライヤー」。全席にモニターがついていて、無料のドリンクサービスもあり、快適に過ごせました。ちなみに同じ羽田行きでも、白いJAL機体も飛んでおり、選択肢があるのも魅力です。
この記事では、そんな「北九州空港」の特徴と、実際に使って感じた便利さ・快適さ・穴場感をまとめて紹介します!
北九州空港の国内線は「東京・羽田行き」のみ!
北九州空港の国内線定期便は、なんと羽田空港行きのみ!大阪、札幌、那覇など他都市への直行便はなく、東京との往復に特化した空港です。
現在の羽田便は、以下の2社が運航:
・スターフライヤー(ANAとのコードシェア)
・JAL(日本航空/単独運航)
この潔さが逆に魅力!「東京に行く」と決めた人にとっては迷いがなく、空港内もシンプルで使いやすいです。
黒い機体と白い機体?スターフライヤー・ANA・JALの違いを整理

🖤 スターフライヤー(ANAと共同運航)
・ANAとコードシェア便(共同運航)として羽田便を運航
・ANAで予約しても、実際に乗るのはスターフライヤーの黒い機体
・ANAマイレージクラブの特典や上級会員サービスも一部利用可
✍ スターフライヤーは北九州を拠点にした航空会社で、黒を基調としたシックな機体デザイン、全席本革の座席、無料ドリンクなどが好評です。

❤️ JAL(日本航空)は単独運航!
・JALはスターフライヤーとは共同運航していません
・JALで予約・搭乗 → JALのマイル、特典がそのまま使える
・飛んでくるのはJALの白い機体
✍ スターフライヤーとJALは完全に別の便で運航しています。予約時にどちらの便かしっかり確認しましょう。
出発前にくつろげる!「ひまわりラウンジ」は保安検査後にあり

北九州空港のラウンジ「ひまわりラウンジ」は、保安検査場を通過した後の出発エリアにあります。搭乗前の待ち時間を静かに過ごしたい方にとって、とても便利な場所に設置されています。

航空会社の上級会員でなくても、対象のクレジットカード(ゴールドカード相当)を持っていれば利用可能(一般利用は税込み880円)。
ソフトドリンクやコーヒーのサービスあり。搭乗前のひと休みにおすすめです。
小倉駅からのアクセスも抜群!車でも電車+バスでも便利
北九州空港は、海に浮かぶ空港ながら陸路でのアクセスが非常に良好。本土と橋でつながっているため、車でも公共交通機関でもスムーズです。
🚗 車でのアクセス
・北九州都市高速 → 東九州自動車道で30〜40分程度
・空港には広くて使いやすい駐車場が整備されている。(普通自動車約1,780台)
🚌 小倉駅からのアクセス(公共交通)
・JR小倉駅 → JR朽網(くさみ)駅:特急で約10分・普通で約20分
・朽網駅 → 空港連絡バス:約15〜20分
・小倉駅から空港に直通する西鉄バス「エアポートバス」も運行中!(約30〜50分)
✍ 小倉駅は山陽・九州新幹線の停車駅なので、福岡市外からのアクセスにも便利。特にバスの直通便は、荷物が多い時や乗換を減らしたい人におすすめです。
北九州空港が便利な地域は?福岡空港や大分空港と比較
北九州空港の利用が特に便利な地域は以下のエリアです。
・北九州市全域: 市内から車で30〜40分、公共交通も充実
・苅田町・行橋市・築上町: 空港が近く、朽網駅経由のアクセスもスムーズ
・中津市・豊前市(大分県北部): 福岡空港より近く、道路の渋滞が少ない
・山口県下関市の一部: 関門トンネル・橋を使えば車で1時間圏内
✍ 特に福岡市内からなら福岡空港の方が便利ですが、福岡県東部・大分県北部・山口県西部に住む方にとっては、駐車場無料や混雑の少なさからも北九州空港は「穴場」といえます。
まとめ:羽田行きに特化した“シンプル&快適”な穴場空港
北九州空港は、便数は限られるものの、
・羽田空港行きだけを潔く運航
・スターフライヤーとJALの2社から選べる
・保安検査場通過後にラウンジあり
・小倉駅からのアクセス良好&直通バスも便利
・駐車場が無料でコスパ最高
という魅力があります。
「福岡空港は遠いし混んでる…」と感じている人には、北九州空港は実は“穴場の空港”として強くおすすめできます!