羽田空港からJALの『どこかにマイル』を利用して、新たな出会いを求めて旅に出ることに。今回の候補地は、旭川・松山・高知・高松の4つ。どこになるのかワクワク半分、不安半分で待っていると――行き先は高松に決定。

正直に言うと、今回の条件下で4つの中で一番「ここだけは避けたいかも…」と思っていたのが高松でした。でも、決まってしまえばそこからが旅の始まり。行きの便は空きが出たので、2,200円をプラスしてクラスJにアップグレード。

少しだけ特別な気分で出発しました。ところが、到着目前で予想外の展開に。高松空港が霧で視界不良となり、飛行機は着陸できず、上空で約1時間旋回。その間シートベルトサインは点きっぱなし。トイレにも行けず、空の上でひたすら我慢。これは本当にトイレとの戦いでした…。
ようやく高松に到着した頃には、予定より1時間ほど遅れ。もともと滞在時間が14時間もなかったのに、これで実質12時間の滞在に。観光する時間もないなか、できることはただ一つ。うどんを食べること。夜遅くまで営業している数少ないうどん店の中から選んだのは、「手打うどん鶴丸」。


ここでいただいたのは名物のカレーうどん。モチモチの麺とコクのあるカレー出汁の組み合わせが絶妙で、深夜の疲れた体にしみました。うどんとおでんの相性も合う。


翌朝は早朝の便だったため、市内に出る時間もなく、高松空港内の「はやし家製麺所」で塩ぶっかけうどんをいただきました。シンプルながら、うどん本来の味をしっかり楽しめる一杯で、朝にぴったり。

振り返れば、「うどんを食べるためだけに高松へ行った」そんな潔い旅になりましたが、本場の味を堪能できて、大満足。時間は短くても、心に残るうどん旅でした。