名古屋から鳥羽へ ― しまかぜとアーバンライナーで小さな旅気分

先日、名古屋から三重県の鳥羽市へ会議で出かけてきました。とはいえ、正直なところ会議そのものよりも、鳥羽までの移動や滞在の方が楽しみだったのはここだけの話です。

名古屋から「しまかぜ」で鳥羽へ

行きは近鉄特急「しまかぜ」に乗車しました。観光特急として人気の高い列車で、車内はまるで飛行機のビジネスクラスのよう。ゆったりしたシートに腰かけると、日常を離れて旅が始まったような気分になります。大きな窓からは伊勢湾沿いの景色が広がり、眺めているうちに鳥羽までの道のりはあっという間でした。

しまかぜは、大阪難波・京都・名古屋の3方面からそれぞれ1日1便だけ運行されている観光特急です。車両は6両編成ですが、定員はわずか138名とかなり少なめ。そのためチケットは発売と同時にすぐ売り切れてしまうほどの人気列車です。座席は通常のプレミアムシートのほかに、グループで利用できる「サロン席」や「和風・洋風個室」などがあり、まさに特別な旅行を演出してくれます。

しまかぜは争奪戦 ― 予約の工夫

私自身、今回のチケットはインターネット予約「近鉄チケットレスサービス」で取りました。

しまかぜは 乗車日の1か月前(10:30から発売開始) で、すぐに売り切れてしまうことが多い列車です。特に土日祝や行楽シーズンは、発売開始から数分で満席になることも。今回も正午を過ぎるとほぼ完売でしたが、運よく席を見つけることができ、気づいて予約しておいて本当に良かったと感じました。

予約方法は以下の通りです。

  • 近鉄特急券売り場(駅窓口)
  • 近鉄のインターネット予約・発売サービス(おすすめ!)
  • 旅行会社経由(ツアー商品)

特に便利なのが、近鉄の公式サイトから利用できる 「インターネット予約・発売サービス」 です。会員登録をすれば、PCやスマホから座席指定まで可能で、クレジット決済やチケットレス特急券にも対応。発売開始のタイミングに合わせてアクセスすれば、駅に行かずとも予約できるのが魅力です。

鳥羽の街と「鳥羽の月」キャンペーン

鳥羽駅に着くと、ちょうど10月ということもあり「オクトーバー=鳥羽の月」というユニークなプロモーションを目にしました。観光ポスターや街角の雰囲気に季節感が添えられていて、少し得したような気持ちに。

鳥羽に滞在 ― エクシブ鳥羽アネックス

今回は「エクシブ鳥羽アネックス」に宿泊しました。鳥羽湾を望むロケーションが魅力で、会議で訪れたとはいえリゾート感のある滞在を味わうことができました。朝の海風にあたりながら過ごすひとときは、仕事で来たことを忘れてしまうほどリラックスできました。

帰りはアーバンライナーで名古屋へ

帰りは「アーバンライナー」に乗って名古屋へ戻りました。しまかぜの豪華さとはまた違い、アーバンライナーはスピード感と実用性が魅力。座席も快適で、名古屋までを短く感じるほどでした。行きは「旅の特別感」、帰りは「スマートな移動」と、それぞれ違う魅力を楽しめたのは、ちょっとした贅沢でした。

おわりに

会議はさておき、名古屋から鳥羽までの往復は、ちょっとした旅行気分を味わえる良い時間でした。しまかぜは座席数が少ない特別な列車なので、予約の難しさも含めて「乗れた」ということ自体が思い出になります。名古屋からのアクセスも抜群で、気軽に訪れられる場所。次回はぜひ、観光や海の幸もゆっくりと楽しみたいと思います。

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