名古屋発・岩村城と城下町を巡る空き時間旅【岐阜県】

ある日、ぽっかりと半日ほど自由な時間ができました。遠出をするほどではないけれど、家で過ごすのは少しもったいない。そんなときに思い浮かんだのが、以前から気になっていた岐阜県恵那市の岩村城です。名古屋から日帰りで行けて、城・城下町・ローカル線まで楽しめる。空き時間を使う旅先として、ちょうど良さそうだと感じました。

恵那駅でマンホールカード、そして旅の始まり

まず立ち寄ったのは、恵那駅に隣接する「恵那市観光物産館」

ここで最初の目的でもあるマンホールカードを1枚入手しました。旅のスタート地点で記念になるものを手にできると、気分も自然と高まります。

続いて明知鉄道の恵那駅へ。

JRの駅と隣接しながらも、ホームに立つと雰囲気は一気にローカル線。こぢんまりとした空間と落ち着いた空気があり、これから始まる小さな旅を予感させてくれました。

さらに、この時期ならではのお得なきっぷとして、明知鉄道開業40周年記念の“一日フリー乗車券”が発売されています。
これは
恵那〜明智間の全線が1日乗り降り自由
になる乗車券で、通常のフリー乗車券より割安な価格(大人1,000円・子ども500円)になっています。硬券のSL型デザインで記念にもなり、沿線の駅窓口やモバイルチケットで購入できます。
※販売・利用は土休日限定・年末年始の一部期間を含む時期限定です。旅の日程が合うなら、とてもお得に鉄道旅を楽しめます。

明知鉄道:車窓・ローカル線の魅力

恵那駅からは明知鉄道に乗り換えます。ホームに入ってきた車両は、いかにもローカル線らしい落ち着いた雰囲気で、乗る前から少し旅情を感じさせてくれました。

列車が動き出すと、沿線には田畑や集落、山あいの風景が次々と現れます。

各駅趣向が凝らされていて、「生活の中を走る鉄道」という中にも目を楽しませる要素があり、見ていて飽きません。スピードもゆっくりで、景色の中に溶け込むような時間が流れます。

岩村駅到着後:コミュニティバスで資料館へ(注意点あり)

岩村駅に到着後は、徒歩ではなくコミュニティバスを利用して資料館方面へ向かいました。駅前から乗れるため、うまく時間が合えば効率よく移動できます。

ただし、このコミュニティバスは【週末のみ運行・1日2便】と本数が非常に限られています。岩村駅発は10:55発と13:05発のみで、時間が合わない場合は利用できません。そのため、事前に時刻を確認したうえで、基本的には徒歩移動を前提に考えておいたほうが安心です。

今回はたまたまタイミングが合いましたが、「必ず使える移動手段」としてあてにしないほうがよい、というのが正直な印象です。

岩村城登山:詳細は関連記事へ

岩村城跡までの登山については、別記事で詳しくまとめています。実際に歩いたルートや所要時間、登ったからこそ感じたことなどは、そちらをご覧ください。ここでは割愛しますが、岩村を語るうえで欠かせない体験であることは間違いありません。

【関連記事】雨上がりに登る日本三大山城・岩村城|城下町と山頂までのリアル体験記

城下町散策:下り坂で気楽に、見どころをじっくり

岩村城跡から下りてくる形で城下町を歩きました。登りとは違い、下り坂中心なので体力的にはかなり楽です。城を見終えたあとでも、無理なく散策を続けられるのは大きなポイントだと感じました。

最初に立ち寄ったのは昼食のための「鳥兵」。

城下町の雰囲気に溶け込んだ店構えで、歩き疲れたタイミングでの昼食にはちょうどよい場所でした。

食後は「岩村醸造(女城主の蔵元)」へ。

岩村らしさを象徴する存在で、蔵の佇まいを見るだけでも足を止めたくなります。ここでは試飲を楽しみ、最終的に純米にごり酒を購入しました。

続いて木村邸を見学。

歴史を感じさせる建物で、城下町の暮らしや文化を具体的に想像できる場所でした。

その後、「いわむら街並みふれあいの館」に立ち寄り、城下町マンホールカードを一枚入手。

散策ルートの途中に自然に組み込める立地で、観光案内も兼ねた施設です。

最後に岩村郵便局へ。ここでは、珍しいタイプのポストと対面しました。

現役の施設の中に、さりげなく見どころがあるのも、この町ならではだと感じます。

全体を通して、街並みは派手ではありませんが、一本一本の通りに歴史が染み込んでいる印象です。目的地を決めすぎず、歩きながら気になった場所に立ち止まる。そんな散策がよく似合う城下町でした。

帰りの移動:恵那から多治見経由で岐阜へ

帰りは岩村から明知鉄道で恵那へ戻り、そこからJRで多治見へ向かいました。多治見からは太多線に乗り換えて岐阜へ。中央本線とは違うルートになるため、行きとはまた別の旅気分を味わえます。

太多線はローカル色のある路線で、旅の締めくくりとしても相性が良いと感じました。一日を通して鉄道に乗る時間はそれなりにありましたが、路線ごとに雰囲気が違い、最後まで飽きずに移動できました。

まとめ:空き時間でどれだけ楽しめたか

今回の岩村城と城下町の旅は、限られた空き時間でも十分に楽しめる内容でした。移動・登山・街歩き・マンホールカードと、要素が多いのに無理がないのが魅力です。

移動については徒歩が基本になりますが、条件が合えばコミュニティバスという選択肢もあります。本数が少ないため過度に期待はできませんが、うまく使えれば行程を楽にしてくれます。

半日あれば、しっかり「行ってきた感」が残る旅先として、岩村はとてもバランスが良いと感じました。

タイトルとURLをコピーしました