【2025大阪・関西万博レポ】1日で22,000歩!予約・混雑・おすすめルートまで完全ガイド

こんにちは。2025年の大阪・関西万博に行ってきました!私は朝11時に会場入りし、夜のバスで帰るまで合計22,000歩を歩いた一日。足と膝は悲鳴を上げましたが、それ以上に充実した体験となりました。このレポートでは、私が体験したルートを時系列で紹介しながら、混雑状況、予約の取り方、穴場情報、休憩ポイントまでまとめています。これから行く方の参考になれば幸いです!

午前11時西ゲートから会場入り

この日はあいにくの雨。上本町からのバスを降りて10分かからないくらいであてもなく歩きながら、まず最初に向かったのはブラジル館。10分ほどの待ち時間で、スムーズに入れました。館内は森をイメージした空間になっており、「生命の誕生と死」などをテーマにした展示では、音楽や光に合わせ人形や壁の装飾が空気によって膨らんだりしぼんだりするアトラクションが。

次に目指したのはコロンビア館。…でしたが、こちらは直前で断念。混雑か事前予約時間の都合で諦めるパビリオンも出てきます。

7日前予約で当選したカナダパビリオン

続いてカナダ館へ。事前に予約していましたが、それでも15分ほど待ちました。入館するとタブレット端末を貸してもらうことができ、内蔵カメラを展示物などに向けると拡張現実(AR)の技術を用いてカナダの全10州・3準州が織りなす多様性や創造性、豊かな自然などが画面に映し出された。主要な展示室には氷のオブジェが並んでおり、そのうちの一つにタブレットのカメラを向けるとカナダ西部ブリティッシュ・コロンビア(BC)州バンクーバーの複合施設「カナダプレイス」と停泊するクルーズ船が画面に出現しました。他にも最大都市のオンタリオ州トロントにある塔「CNタワー」、先住民による彫刻作品の制作、カナダが強みを持つ宇宙開発の様子などが浮かび上がりました。

大屋根リングを歩き、あの話題のトイレ体験も🚻

雨も上がり、昼過ぎには大屋根リングを歩きました。会場をぐるっと見渡せる絶景スポットで、行きたいパビリオンの確認や、写真撮影にも最高です。そして、SNSなどでも話題になった「2億円トイレ」へ。遅めのランチは魯園菜館で中華料理を。比較的すぐに入れ、味も満足。万博会場の食事は並ぶことが多いですが、ここは穴場かもしれません。

当日並んで入ったタイパビリオン

腹ごしらえをした後はタイパビリオンへ。大きく3つのゾーンに分かれていて、「プーム・ヴィティー(文化的風景)」では、タイの伝統や雄大な自然、「プーム・クムガン(免疫)」では、医療サービスや公衆衛生、「プーム・サイアム(タイの風景)」では食文化やタイ式セラピーなどを見学。予約なしでも15分待ちくらいで入館でき、独特な映像演出と音楽に浸った後、偶然にもムエタイショーの時間にドンピシャで遭遇!男女入り混じってのスピーディなショーで見応えがありました。最前列で見られたのはラッキーでした。

その後は、アルメニア館、ブルネイ館、モザンビーク館、また複数の国や地域が共同で展示している「コモンズ」など、比較的小規模で並ばず入れる国々を中心にまわりました。いずれもその国の文化がぎゅっと詰まった展示で、小国パビリオンも侮れません。

途中、ベンチで休憩。実は休憩スポットは意外と多いので、疲れたらすぐに休めるのは安心材料です。また無料給水所が場内32ヶ所に設置されているので、暑さ対策にはとても助かります。特に夏場は水分補給が重要ですから、こうした設備があると安心です。

当日予約でNTTパビリオンへ!「過去から未来へ」

今回、当日予約でNTTパビリオンを体験することができました!
体験ツアーには、1回につき約70人が参加でき、所要時間は約25分。3つのテーマに分かれた展示棟を順番に巡りながら、通信やコミュニケーションの未来を体験できる構成になっていました。

最初の「Zone1」では、通信手段の変遷を体験しました。ブースには、手紙やモールス信号送信機、黒電話、多機能電話機、スマートフォンなどが展示されており、それぞれに連動する映像が壁面のディスプレイに映し出されていました。時代ごとの通信手段とともに、人々のコミュニケーションの歴史をたどることができ、ビデオ通話など最近の通信手段にも触れながら、その価値や限界についても考えさせられる内容でした。
続く「Zone2」では、Perfumeのライブパフォーマンスのリアルタイム3D伝送を追体験しました。3Dグラスをかけて鑑賞すると、まるでPerfumeが目の前で踊っているかのような立体映像が現れ、さらにステップにあわせて床が振動する仕掛けもあり、本物のライブを体感しているような臨場感がありました。
最後の「Zone3」では、IOWN(アイオン)の社会実装によって実現される未来のバーチャルコミュニケーションがテーマでした。ブースの入口にあるカメラで自分の全身写真を撮影すると、その場でバーチャル上に再現された自分「Another Me」が作成されました。動画生成AIと思われる技術によって、Another Meが表情を変えたり動いたりする様子が、壁面のディスプレイに映し出され、自分の分身が仮想空間で生きているような不思議な体験でした。

未来の都市パビリオンで2035年、その先を考える

本日の締めくくりは、空き枠予約分を取るため3日前の0時から頑張って予約を取った「未来の都市」パビリオン。「未来の都市」パビリオンは、全長約150m、幅約33mもある巨大な真っ白な建物でした。そのスケールは万博会場の中でもひときわ大きく、迫力があります。外観は折り紙のように立体的なデザインで、角度によって印象が変わります。
中でも特に印象に残ったのが、日立製作所とKDDIが手がける「Mirai Theater(ミライシアター)」です。これは120人規模で同時に参加できる観客参加型のシアターショー形式で、自分のスマホやタブレットを使いながら、2035年の未来都市の課題を来場者と一緒に考えるという内容でした。ちなみにミライシアター入場には、「未来の都市」参加型シアターありの入場予約が必要です。
まず、未来の子どもたちから届くSOSメッセージを受け取るところからスタートします。ナビゲーターの案内に従って課題について学び、選択肢を理解したうえで、最終的に参加者全員で投票しながら解決策を選びます。「未来の食と健康」のテーマでは、「ヘルスケアシティ」「グリーンシティ」「シンクロシティ」という3つの選択肢があり、その投票の結果で最も多くの支持を集めたシナリオが上映されました。参加者によって毎回異なる体験が可能というのが面白い点です。

「未来の都市」パビリオンでは、「Mirai Theater」以外にも、未来の生活を支える最先端技術の展示がありました。

たとえば、川崎重工業の「ALICE Cabin」と「ALICE Rail」では、キャビンごと電車や飛行機、船に自動で接続され、乗り換えなしで移動できるシームレスな次世代モビリティが紹介されていました。キャビン内は快適な空間で、ロボットアームによるドリンクサービスやデジタルコンシェルジュによるサポートも体験できます。

また、クボタの「汎用プラットフォームロボット」も展示されており、完全無人化で環境にも人にもやさしい農業を実現するシステムが紹介されていました。複数台が連携して自律的に作業する姿は、農業だけでなく他分野でも活用が期待されます。
これらの展示を通して、未来の交通や食・農業のあり方を具体的にイメージできる内容となっていました。

その後は19時前にベルギー館にチャレンジするも30分待ちで断念し、再び大屋根リングに上ってパビリオンの夜景を堪能。余裕をもって西ゲートから帰路へ。

まとめ:これから行く方に伝えたい7つのヒント

1. 空き枠予約(事前予約)は三日前の午前0時開始! 早めの確保がカギ
2. 当日予約もチェックを! 人気館も取れるチャンスあり
3. 人気パビリオン狙いなら、午前スタートが◎
4. 休憩はこまめに!ベンチもけっこうあります
5. ランチは14時台が狙い目!
6. 夜景は必見!大屋根リングからの眺めが絶品
7. お土産は高め、買いすぎ注意! → 思い出を優先して

おわりに

大阪・関西万博は、一日では回りきれないほど魅力的なパビリオンが詰まっています。私のように「効率よく、でも気ままに」楽しむスタイルもアリですし、事前にしっかり作戦を立てて“テーマ別に回る”のもおすすめです。ぜひ、皆さんも未来を体験しに行ってみてください!

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