先日、名古屋競馬場に行ってきました。2022年からナイター開催が始まっていて、夏の蒸し暑さの中でも夜は比較的涼しく、快適に観戦することができます。
今回は、移転して新しくなった競馬場の様子や、実際に体験した便利さ・魅力を紹介します。
名古屋競馬場の移転と新しい姿
名古屋競馬場は長年、名古屋市港区土古にありましたが、老朽化を背景に2022年春から弥富市へ移転しました。コースは以前よりも大きくなり、直線も長くなったことで、レースはさらにスピード感と迫力を増しています。

ナイター開催の魅力
移転後は「ベイサイドナイター」と呼ばれる夜のレースも始まりました。
涼しい風を感じながら観戦できるのが最大の魅力です。さらに、パドックや発走場にはミストが設置されており、馬や騎手への配慮も感じられました。炎天下の昼開催では見られなかった“やさしさ”が伝わります。


快適な観戦スタイル
今回は来賓席で観戦しました。ソファが並ぶ落ち着いた空間は、とてもゆったりとしていて贅沢な気分。まるでホテルのラウンジのような雰囲気で、飲み物を片手にレースを眺めることができました。


また、今はキャッシュレス投票が主流です。専用カードに入金しておけば、券売機でスムーズに馬券を購入でき、残金は帰りに清算可能。お金を直接触ることなく楽しめるので、とても便利でした。


「ホースビューコリドー」で味わう臨場感
新競馬場の目玉設備のひとつが「ホースビューコリドー」です。
これはパドックから本馬場へ向かう馬道に設けられたガラス張りの観覧通路で、馬と騎手が目の前を通過していく姿を間近に見ることができます。
スタンド棟1階などからガラス越しに間近で馬と騎手の表情や緊張感が感じられる設計になっており、普段なかなか見られない臨場感ある光景を楽しめます。
パドックから本馬場へ向かう「馬道」に設けられた観覧通路で、地方競馬場としては全国で初めて導入された設備です。
実際に通ると、蹄の音や馬の息づかい、騎手の緊張感がそのまま伝わってきます。地方競馬場では全国で初めて導入された設備であり、まさにここでしか体験できない特別な瞬間です。

券売機付近からの新しい体験
さらに、券売機付近からガラス越しに地下通路を通る馬や騎手を間近で見られる工夫もあります。
これも旧競馬場にはなかった仕掛けで、観戦の楽しみが広がったと実感しました。馬券を買う場所と馬を見る場所が“つながっている”点が面白く、競馬場全体が一体感を持って設計されているのを感じます。
アクセスについて
以前の港区の競馬場に比べると、新しい弥富の競馬場は「行きやすさ」の面では少し不便さを感じる人もいるかもしれません。
周辺に鉄道駅はなく、公共交通機関は臨時バスに頼る形です。近鉄蟹江駅や名鉄バスセンターから直通無料バスが運行されていますので、それを利用すればアクセス可能です。
その一方で、郊外にある立地を活かして駐車場は豊富に整備(約1,700台)されており、自家用車で行く分には便利になっています。(伊勢湾岸自動車道 湾岸弥富IC北側すぐ)
家族や仲間で車に乗り合わせて出かけるのもおすすめです。
まとめ
名古屋競馬場は、2022年の弥富市への移転を機に大きく生まれ変わりました。
ナイター開催、ホースビューコリドー、快適な来賓席やキャッシュレス投票など、観客にとっての魅力や快適さが詰まっています。
これまでの「地方競馬場」のイメージを大きく覆す、現代的で洗練された空間でした。競馬ファンはもちろん、初めて訪れる方や家族連れにもおすすめできる場所です。
一方で、公共交通がやや不便という点はありますが、バスや車を利用すれば問題なくアクセス可能。競馬ファンはもちろん、初めて訪れる方や家族連れにもおすすめできる場所です。