
■ はじめに
血糖値の上下って、意外と「自分ではわからない」ことが多いですよね。私もそのひとりでした。
最近、血糖値の自己管理のために「DEXCOM G7」(デクスコムG7)という持続血糖測定器(CGM)を10日間使用してみました。センサーを腕に装着するだけで24時間ほぼリアルタイムで血糖変動が見えるようになり、驚きと発見の連続でした。
■ 最初はトラブルからスタート
実は最初のセンサー装着時、針がうまく刺さらず使用不能に。この状態のときは本当にあたふたして混乱しました。でもすぐにDEXCOMのサポートに連絡すると、迅速に代替品を送ってくれました。この対応の早さは本当にありがたかったです。
■ 使用10日間で得られた大きな気づき

リアルタイムでグラフを確認できることで、「いつ上がって、いつ下がるのか」が可視化されました。特に印象的だったのは、午前中と昼食前後の血糖上昇です。
● 午後の12時間データから見えた傾向
DEXCOM G7のグラフを見て気づいたのは、朝食と昼食の前後に血糖が高くなる時間帯が続いたということ。実際に、ある日は以下のような食事でした。
- 昼食:汁なし担々麺、ライス(小)、杏仁豆腐
食事内容 血糖への影響(医師の視点も参考に)
汁なし担々麺 炭水化物+脂質が豊富で、ゆっくり長く血糖を上げる
ライス(小) 麺と重なる炭水化物 → 血糖のピークが高くなる
杏仁豆腐 吸収の早い糖質 → 食後すぐの血糖上昇に関与 - この食事のあと、血糖値がかなり上昇。
- 「中華系の糖質+脂質+甘いデザート」は、やはり血糖値を大きく押し上げる組み合わせだったようです。
■ ChatGPTとの“二人三脚”での分析
この10日間、私は何度かChatGPTに画像データを添付し、アドバイスをもらいました。
血糖の変化を一人で悩むのではなく、「仮想の医師と話す」ように記録を分析できたのは、非常に心強かったです。
- 「どの時間帯に上がっているか?」
- 「どの食事が影響しているか?」
- 「夜間は安定しているか?」
こうした問いを投げかけるだけで、ChatGPTが医師視点でわかりやすくフィードバックしてくれるのです。
(もちろん最終的には医師の診断が必要ですが、日々のセルフチェックには十分な精度です)
その中でも印象に残ったのは以下のアドバイスです。
✅ 食事の工夫
- 炭水化物を**「麺+ご飯+デザート」から1品減らす**
- 野菜や豆腐を食前に摂る「ベジファースト」を意識する
✅ 食後の対応
- **食後15分以内の軽いウォーキング(10〜15分)**が効果的
このように、“食事内容+タイミング+運動”の組み合わせで血糖の上がり方を変えられると実感しました
■ 実際の数値:7日間のグルコースサマリー
- 平均グルコース値:124mg/dL
- 推定HbA1c(GMI):6.3%
これにより、「いまの生活習慣でどの程度血糖管理ができているか」が明確になりました。数値を見ることで、改善すべきポイントもはっきりします。
■ DEXCOM G7の特徴まとめ
項目 | 内容 |
---|---|
使用期間 | 1センサーあたり10日間 |
測定間隔 | 5分ごとに自動記録 |
アプリ連携 | スマホでグラフ・アラート表示 |
測定開始 | 装着から約30分でスタート |
サポート対応 | 問題時は代替品送付で安心 |
■ 経験して感じた「DEXCOM G7のすごさ」
今回使っていて特にありがたかったのは、次の3点です:
- 見える化: 自分の血糖が「いつ」「どんな風に」上がるのかがリアルタイムでわかる
- 振り返り: グラフと食事内容を照らし合わせて「気づき」が得られる
- 行動が変わる: 次回は何をどう食べようか考えるようになる
■ 数値は「気づきの種」
DEXCOM G7とChatGPTという組み合わせによって、私は自分の身体を“見える化”できた実感があります。「血糖が上がるのはこういう食事」「朝方はこう動く」といったデータが、生活改善のヒントになっています。
糖尿病患者の方はもちろん、予備軍や健康に気をつけたい人にもおすすめできる体験でした。
■ まとめ|「測ること」は“気づき”と“行動”への第一歩
血糖値は、見えないからこそ「大丈夫だろう」と思ってしまうものです。
しかし、DEXCOM G7で血糖値を“見える化”することで、知らずに繰り返していた食事パターンの課題や改善点が次々に見えてきました。
これからも、“自分の血糖を知る”ことを習慣にしながら、無理なくコントロールしていきたいと思います。